F1の魅力を構成する要素
こんにちは。むるるんです。
これから何回かに分けて、F1のどんなところが面白いかをざっくりまとめていこうと思います。1回目は、「F1の魅力を構成する要素」についてです
僕にとって、F1の魅力は「魅力が多彩なこと」だと思っています。
一般の人にとってレースと言うと、目の前で繰り広げられている抜くか抜かれるかの戦いだけを指していることが多く、
「F1見ようよ!」と言うと「え〜つまんない。」となりがちです(少なくとも僕の周りでは)
特に最近のF1は抜いたり抜かれたりが少なく、(改善はされてきましたが)
初めて見る人にとって何が起こっているのか分からず、順位がバタバタ変わり、つまらないものになりがちだと思います。
僕はいつも誰かにF1を勧めるとき、「F1を見始めるときには僕と一緒に見て!」と言っています。笑
実際にはレース中だけでなく、レースの間や、冬の間にも様々な事が起こっており、レースを見ながらすべてを話すと、1レース中には話尽くせないほど多くのことを考えながらレースを僕は観戦しています。
さて、本題ですが、F1の魅力を構成する要素について話していきます。
大きく分けて、
・マシンの開発
・エンジン(パワーユニット)の開発
・ドライバー
・政治的なもの
・レース戦略
の5つの要素があるかなと思います。
【マシンとエンジンの開発について】
F1では、マシンを作る「マニュファクチャラー」と、エンジン(※パワーユニットPU)を作るメーカーが独立して存在しています。マシンを作るマニュファクチャラーをメーカーが直結している場合を、「ワークスチーム」と呼びます。
ちなみに現在のルールの下では、ワークスチームが自分のマシンに乗せることを考えながらパワーユニットの設計をできるという点で有利とされています。
F1においては、各チームが各々開発でき、独自の哲学のもとに開発ができるという点で、他のレースとは一線を画しています。
そのため、マシン・エンジンはルールの範囲内でどんどん速くなっています。ちなみに今年の開幕戦オーストラリアGPの予選では、ルールの改正で1.5秒は遅くなると言われていましたが、結局1秒ほど速くなっています(!)
マシン・エンジンについての解説は次回以降にしていこうと思います。
【ドライバーについて】
F1のドライバーには、世界中から選りすぐりの20人がなれるわけですが、世界中のレースで上から順番に20人というわけではありません。F1に乗るためには、スポンサーによる持参金や、自身の腕、コネクションなど、いくつかの要素が揃って初めて乗ることができます。(少し不条理な部分もありますが)
また、ドライバーも個性が強い人が多く、腕だけでなく、性格についても見ていて面白いです。
【政治的なもの】
F1にはお金がかかります。
トップチームのメルセデス・フェラーリ・レッドブルレーシングなどは、年間500億円を費やしているそうです。一番少ないとされるチームでも150億円の予算を使っており、資金集めのためのスポンサーは必要不可欠です。
また、先程言っていたように、ドライバーも、政治的なものが全くない状態でF1に乗るのは珍しいです。
それに加え、マシン開発のためのデザイナーを始めとする技術者の引き抜きなど、このような話はF1界にはたくさん存在します。
これは他のどのスポーツより面白い(闇が深い)ところだと思います。
【レース戦略】
F1にはレースを行う週末で使うタイヤの本数に制約があったり、レース中に柔らかさの違う3種類のタイヤから2種類以上使って走りきらなくちゃいけなかったりなどと、戦略的要素もあります。寧ろこれがうまくいけばマシンが遅くても入賞できたり、マシンが速くても戦略が悪いと、悪い結果になってしまうこともあります。
非常に重要な要素ですが、話すことも多くなってしまうので、また解説していきますね。
ということで、第1回目は魅力を構成する要素について話していきました。
また他のことを解説しているときに思いついたら追記していきます。
また各々の面白さについても解説していきます。
ではでは。